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gac2011

かつて世界には地図に何も記載されない未知の部分が多く存在しました。
多くの冒険者がその場所に向かい、その場所を記録し、世界の地図を完成させてきました。
現代では、多くの冒険者達の功績と科学技術の発達により、地球上に白地図は残されておらず世界は既知のものとなってしまったように見えます。
しかし、現代社会に目を向けた時、世界はそんなにも決定されたものでしょうか?
確かに自然界は長い時間をかけて変化するものであり、かつての冒険者達がめざした、山の形、川の流れ、海に浮かぶ島々は人の一生の時間を大きく超えた時間の中でしか変化しえません。
しかし、人々の住む都市はどうでしょう?都市は日々その様相を変え、岐阜のまちをまるで生き物のように変化を続けています。その中には多くの物語が生まれ、そして消えて行きます、変化を続ける都市こそは常に白地図と言う事が出来るのではないでしょうか。
『GIFU ART CAMP 2011』では岐阜のまちを白地図と設定し、三名の作家がかつての冒険者のように街の断片を切り取り表現する事で、都市の新たな地図となるような展覧会を開催します。
また、制作期間中には作家と観客がつながることのできる機会をもうけ、岐阜市の世界観を観客と共により深く広くする事が出来る期間となります。

  • 主催:岐阜県/岐阜シティ・タワー43
  • 共催:JR岐阜駅周辺施設連携促進協議会
  • 協力:岐阜県立大垣特別支援学校/株式会社 佐合木材/セントラル画材株式会社/
    学校法人 日本デザイナー芸術学院/ ぎふチャン/岐阜エフエム放送